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イギリス遠征記(水野)

イギリス遠征の目的は剣道を通して外国の方と触れ合い、違う価値観で自分に向き合うというものでした。同行した9名の中で私は最高学年で責任感と不安でいっぱいでしたが、イギリスの方々は本当に優しくて、いつでも私たちのことを受け入れて助けてくれました。現地で仲良くしてくれた大学生、また道端で会った人でさえもランゲージバリアのある私たちの面倒をみてくれました。日本で同じことが自分にできているのかと考えたらきっとできていません。「外国人だから」という理由ではなく、「困っている人がいたら助ける」という精神に本当に感動しました。また、英語を話せないことが自分にとってどれだけ不利なことかもよくわかりました。そして、剣道を心から楽しんでいる方々が沢山いらっしゃり今の私の剣道への向き合い方を考え直すきっかけとなりました。どうしても勝つことを何よりも考えてしまいますが、こうして剣道を続けられていることや剣道を通して今回の遠征のような素晴らしい機会をいただけたことに感謝して楽しまなければいけないと感じました。また、例え相手選手であっても良い技だと思ったら拍手をする、相手に敬意を持って向き合うことなど教わることが沢山ありました。そして、この遠征の締めくくりであったロンドン杯で優勝することができました。温かく私たちを迎えてくださった現地の皆様に感謝しています。
これから英語の勉強とともに剣道にも一層力を入れて頑張ります。

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